学校ワークの取り組み方で点数は変わる

そろそろ2学期の中間テストの時期に差し掛かっています。中学生にとって定期テストは一番嫌なイベントかもしれませんが、普段の頑張りを発揮するチャンスなので最後まで手を抜かずにやりきりましょう。

定期テストといえば学校ワークが付き物となっていますが、ワークへの取り組み方はどうでしょうか。

実はこの学校のワークへの取り組み方を見ると概ねテストの点数が予想できます。

そこで今回はワークへの取り組み方から見るテストの得点分布について書いていきます。

完全にスタクラ調べとなりますので正確さはありませんが、そこまで大きくは外れていないと思うので参考にしてみてください。

ワークの取り組み方から見るテストの得点分布

ワークの取り組み方って結構性格が出る部分でとにかくスピード重視で即終わらせる子もいれば、慎重派で1問ずつじっくり取り組む子、マイペースで進めていてテスト前日に猛スパートをかける子など様々です。

ワークの取り組み方自体に”正解”があるわけではないので自分の勉強スタイルに応じて活用していいと思いますが、もったいないやり方をしている子も見受けられます。

普段僕が生徒の取り組みを見ていて「おっ、この取り組み方なら80点ぐらい狙えそうだな」とイメージする指標を書いていきます。

90点〜100点を取る生徒

この点数を取る子たちのワークの取り組み方を見ていると

もはやすべての問題をきっちりやり切ることは当たり前。しっかり丸付けもして間違えた問題やわからない問題はちゃんと解答解説を熟読。ワーク終了後は不安単元の類題、応用問題を解いて試験に臨む。

こんな感じです。テスト前にワーク大丈夫？って聞くと基本的には問題ないですと答えます。もしくはわからない問題をピックアップして納得するまで質問します。

簡単に言うとワークを”完璧に仕上げている“印象です。

60点〜80点を取る生徒

平均点を上回る点数を取ってくる子たちも学校のワークはしっかりと仕上げてきています。

90〜100点を取る子たちとの違いは強いて言うなら完璧度合いの違いです。

間違えた問題までちゃんと確認して解き方を理解している子とちょっとよくわからないけど一応解き方は確認している。

このぐらいの違いかなぁと思います。もう一歩踏み込んでテスト勉強ができると90点以上の世界が見えてきます。

定期テストで90点以上を狙うならワークはわからない問題がないと断言できるぐらい完璧に仕上げましょう。

40点〜60点を取る生徒

だいたい平均点ぐらいの点数の子たちのワーク取り組み状況は可もなく不可もなくな感じがします。

やるべきことはやれている、提出できる状態にはなっている感じですが、ワークの中を見ると答えが赤で書いてあるだけだったり標準や応用問題はやり方はわからず…。

このような状況です。

また提出期限に追われている感じがあり、一部答えを丸写ししただけになっていたり前日の夜までワークが終わっていないような子もいます。

ワークが終わったらテスト勉強が終わりという感覚を持っていてそれ以上の勉強には手が回らない感じですね。

40点以下の生徒

このぐらいの点数の子はワークの取り組みが甘い場合が多いです。提出してもいい評価がもらえないような感じです。

• 飛ばしているページがある
• 途中式もないのにすべて丸
• 答えの丸写し
• 期限内に終わらず提出できない

こんな状況が見られます。

もちろんしっかり取り組んでいる子もいますが、わからない問題が多いままテスト当日を迎えたり終わらせることですでに手一杯になってしまってます。

まずはやるべきことをちゃんとやっていきましょう。

学校ワークを終わらせる=テスト勉強ではない

最後にワークの取り組み方のヒントを1つ。

なかなか点数が取れない子のテスト勉強の仕方を見ていると【テスト勉強=ワーク】で終わってしまっている子がいます。

提出期限（テスト当日）までにワークが終わればOKみたいな。

もちろんワークを中心にテスト勉強を進めるのは間違いではありませんしむしろ正解だと思いますが、ワークを終わらせることが目的となってしまい肝心の内容の理解が全くできていない子がたくさんいます。

テスト勉強とは『範囲内の学習内容をしっかり理解して点数を取るための勉強』です。

ワークを終わらせることが目的ではなく、ワークを使って内容を理解していくものなのです。

ワークの使い方1つでテスト結果は大きく変えていくことができます。ワークでの勉強の仕方をマスターしてテストの点数UPにつなげていきましょう。

テスト勉強の基本はワークをしっかり仕上げること！

塾長

スタディクラブ戸田公園校塾長

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指導歴15年。 綿密な学習計画と管理で生徒を目標達成に導く塾長。