上手な勉強の仕方って?
先日ベネッセからこんな研究結果が発表されていました。
≫「上手な勉強のしかたがわからない」という悩みが約7割に増加
~ “学習方法の理解”は学習意欲と成績の向上に効果があることが明らかに~
PDFにして9枚分の資料でしたが、簡単に抜粋して紹介します。
1.「上手な勉強のしかたがわからない」という子どもが、この4年間で増加 ◆「上手な勉強のしかたがわからない」に対する肯定率(とてもあてはまる+まああてはまる)は2019年から22年にかけて増加し、「あてはまる」という子どもが約7割に。
2.学習方法の理解は、学習意欲や成績と関連 ◆学習方法の理解は、学習意欲や成績と関連しています。今回の分析では、学習意欲を示す指標よりも成績との相関が高い傾向がみられました。
3.学習方法の理解について、2か年の変化では「理解に変化」群が12.5% ◆「上手な勉強のしかたがわからない」について同じ子どもの変化を2か年にわたり追跡したところ、学習方法が「不明」から「理解」になった「理解に変化」群が12.5%存在。
4.学習方法が理解できるようになると、連動して学習意欲も向上 ◆学習方法の「理解に変化」群は、翌年の学習意欲が向上。
5.学習方法が理解できるようになると、連動して成績が上昇 ◆学習方法の「理解に変化」群は、翌年の成績が向上。
6.学習方法の理解は、論理的な思考や粘り強さとも関連 ◆「学習方法・理解」群は、論理的思考が得意で、決めたことをやり遂げる子が多い。
7.学習方法を理解している子どもは、さまざまな学習方略を実践 ◆「学習方法・理解」群は、「学習方法・不明」群にくらべて自己調整や学習のプランニング、モニタリングなどの方略を多く実践。
ベネッセ教育総合研究所
僕がこの記事で注目したところは、
「上手な勉強の仕方がわからない」という子が特に小学生の間で増えてきているということ。
そして、学習方法が理解できるとそれに連動して「学習意欲」と「成績」が上がっていくということです。
つまり学習方法さえわかれば意欲も湧いてきて成績も上がってHAPPYということです。
なのでまずは「学習方法」を理解しましょう。
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じゃあ学習方法って何やればいいのさ?ということですよね。
大丈夫です。それに対してもベネッセの研究が答えてくれています。
研究結果の後半に「学習方法を理解している子どもは、さまざまな学習方略を実践」という風に書かれています。そして具体的に何をやっているかというと…。
考えてもわからないことを聞く
遊ぶときは遊び、勉強するときは集中して勉強する
テストで間違えた問題をやり直す
繰り返し書いて覚える
何がわかっていないか確認しながら勉強する
友だちと勉強を教え合う
自分に合った勉強のやり方を工夫する
計画を立てて勉強する
問題を解いた後、ほかの解き方がないか考える
授業で習ったことを自分でもっと詳しく調べる
上手な勉強の仕方がわかっていると答えた子は上記のようなやり方をたくさん試してみて、最終的に「自分に合った勉強のやり方を工夫する」にたどり着くのだと考えられます。
実査にこの調査でも一番差がついたのは「自分に合った勉強のやり方を工夫する」項目でした。
勉強の仕方がわからないという子はまず上のやり方を参考にして最初はマネでいいので実際に試してみてください。そして徐々に自分に合うやり方にアレンジしてきましょう。
どんな勉強の仕方でも毎日コツコツ続けることが大事なんだよ。
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